東京商工会議所主催の創業塾に参加してきた。
創業塾とは、個人・法人問わず、これから創業しようとしている人を対象としたセミナー。価格は5000円。
1日に午前と午後で1人ずつのセミナーで合計2日の4人による講義。
1日目の午前の部は中小企業診断士のお話。
簡単にまとめると重要なことは
・社長はコミュニケーション能力
・資本金(お金)
・HPによる営業
・事業計画書
とのこと。
意外とHPを作成していない人が多いらしい。
構造設計事務所の場合、HPにどの程度効果があるのかは謎だけど、一応作るつもりではいる。というかこのブログもある意味営業用に作った(笑
また、融資が必要なわけでは無いけど、事業計画書は書いてみようかなと思った。どういう会社にしたいかという自分自身の考えをまとめるのも必要だしね。
でもまあ、セミナーの内容は普通のことばかりで、他の受講者も同じような感想を持っていた様子。「再確認できて良かったよね」と自分自身を納得させるかのように会話していた方々がちらほらいた。
そして、わりと良かったのが2日目の税理士のセミナー。
個人事業主と法人、どちらが税金を考えた時にお得なのかというのを定量的に説明してくれた。色々と条件はあるけど、最近は個人より法人の税金の方を少なくする傾向にあるようで、例えば、法人で役員報酬と法人所得を1:1とした場合、課税所得が合わせて500万円だと法人の方が約2%程税負担率が低くなるとのこと。
課税所得 | 個人 | 法人 |
---|---|---|
100万 | 0 | 9 |
200万 | 5 | 10 |
300万 | 8 | 11 |
400万 | 12 | 13 |
500万 | 15 | 13 |
600万 | 19 | 14 |
700万 | 21 | 14 |
800万 | 23 | 15 |
900万 | 24 | 15 |
1000万 | 26 | 16 |
昔は法人化の目安は課税所得1000万円だったけど、最近は500万円程度が目安らしい。
まあ、法人であることによる提出資料作成の手間だったり、税理士費用だったりを考慮すると、もう少し課税所得が高いところで法人化のメリットが出てくるようにも感じるけど。
あと興味深かったのが、当たり前だけど大抵の人は開業時に融資を受けるらしい。建築の場合、PC・プリンター・CAD・(構造の場合)解析ソフトがあれば開業できるけど、例えば飲食店を開業する場合、開業資金を全部自己負担で用意できる人って普通はいないよね。
そういう意味ではサクッと開業できる建築設計業って幸せだな~と感じたセミナーだった。
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