何かと縁がある新潟の方で山菜採りツアーに参加することになった。
ということで、それに合わせて道中で建築を見たいな~と思い、ノープランでのんびり旅行することにした。まあ、ノープランといっても、新潟に行くことだけは決まっているので、それに合わせて1泊宿を予約はしているのだけれど。
ちなみに、自分の車の燃費ってザックリ下記の通り。
街乗り(下道) 6 km/L
高速 13 km/L
なので、例えば300km走るとすると、こちらもザックリ計算でガソリン代が
街乗り(下道) 7500円
高速 3500円
んで、高速代5000円程度を含めてもそんなに変わらないと思ってて、普段遠出する時はガンガン高速を使っていたんだよね。
でも調べてみると、下道の方が50kmくらい短かったり、田舎の方の道は信号が少なくて燃費が10km/Lくらい行ったりするので、下道の方が全然安いじゃん!という当たり前のことに気付き、下道の旅を決意した次第。
下道は景色を楽しみながら行けるのもメリット!なので少しドラレコからの画像が多めになっております。
ということで、東京からスタート!ちなみに、写真は市ヶ谷。
まずは後楽園辺りを通り過ぎる。
なお、左手に見えます高層ビルは丹下健三さん設計の東京ドームホテルでございます。すんごい細長いよね!(小並感
ちなみに、右手に見えるのが、都立工芸高校。今は分からないけど、20年位前は人気があってメチャクチャ倍率が高かった学校だったと記憶している。
そして国道254号線へ。ここら辺はたぶん春日通りだったはず。
右手に赤っぽい高めの建物が見えるけど、ここは昔、同潤会の大塚女子アパートがあったところ。建築学科に入る前によく通っていたんだけど、なんだかボロい建物があるなぁ……くらいにしか思ってなかった(笑
そのまま国道254号線(川越街道)を進み、新大宮バイパスに入り、埼玉県突入!
時間を見ると40分くらいで埼玉に入れたみたい。電車でも市ヶ谷から和光市だったら30分程度だろうから、結構スムーズじゃないかな。
途中に青空も見えたり。
でもすぐに曇りに戻ったり。
こういう地方にしか無いであろう、大通りに大きな看板が並ぶ風景ってなんか分からないけど好きなんだよね。多分、旅行してる!って感じになるからだと思う(笑
ちなみに、案内が出ている道の駅「はなぞの」に行こうかと思ったんだけど、入る所を間違えて諦めた(笑
そして、東京を出て約3時間。群馬県突入!
思っていたより時間がかかった。埼玉県って南北方向も意外と長いのな……。でもここからすぐに一つ目の目的地に到着。
鬼石多目的ホール。
入口に近づいていくと掃除をしていたスタッフの方が
「見学の方?」
と手慣れた感じで手続きをしてくれた。この時、この建物が掲載された当時の雑誌を見せてくれたのだけど、 構造は川口衛さんなんだね……。てっきり佐々木さんだと思ってた。前日に行く事を決めたので完全に事前知識が無かったのであります。
そしていざ見学!グネグネした外部のところを見てみたりしつつ……、
中のクネクネした部分に入ってみたり……、
建築としてサイン計画がなされていないので、ユーザー側でこういう大きなトイレマークとかが出てしまうのは残念に感じた。
他にもガラスに色々なお知らせとかが貼ってあって、地域の方々が集まる場所であれば、そういうスペースも必要だったのかなという印象。
まあ、使われ方を見たうえで言うのは簡単だけど、設計ってのは色々大変だからね。
そして、舞台があるホール。
この日は、地域住民と思われる方達が歌を歌われていた。
良い雰囲気。
こちらは一番大きなスペースの体育館的な場所。
ここも地域住民と思われる方達に使われていた。
こういう所の建築ってあまり使われずに、いわゆる「箱物」と言われて批判されそうだけど、地域住民がまさに多目的に利用してて、(偶然この日に人が多かったとかでなければ)建築として成功なんじゃないですかね。
ちなみに、藤岡市のHPを見ていたら、建築関係者と思われる人からのクレームみたいなのが載っていた。
「……受付の方に、多目的ホールの利用プリントを一枚頂きましたが、ペラの白黒、内容はお粗末。この建物の施工の経緯、いつ建設されたものなのか、特徴など何も資料が頂けません。この素晴らしい建築物がある事にもっと誇りを持ち、せめて多目的ホールのカラーのパンフレットを作成するべきだと思います。……」
建築見学者の対応なんて、スタッフからしたら基本的に業務外のサービスなんだから、こんな傲慢な態度で見学すべきではないですよね……。
と、愚痴を言いつつ、次の目的地へ向かう。(つづく)
上毛新聞社 出版部 (2015-10-21)
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[…] 前回の鬼石多目的ホール を後にして次の目的へ。少しでも時間を節約したいと思い、車のカーナビを無視してグーグル先生の指示に従うと……。 […]