構造設計一級建築士ネタ第2弾!
試験勉強のための参考書などについて。
紹介する本のレベルとしては、実務をやっている方にとっては当たり前の内容だったり「なるほどね~」くらいの内容かもしれないけど、実務経験の無い方だと少し難しいかもしれない。けど、この程度は理解は必要なんじゃないかなとは思う。
1.建築物の構造関係技術基準解説書(黄色本)
受験者はご存知の通り、黄色本は必須。
黄色本は分厚いのでインデックスを付けた方が使いやすい。
本の小口にインデックスを付けるとペラペラーっとページをめくる事ができなくなるので、自分は天にしか付けない。
ちなみに、勉強のために読み込むとして、あえて範囲を絞るとするなら第6章(保有水平耐力等の構造計算)と付録1(構造関係規定に関する技術資料)あたりになるかな~。
2.構造計算適合性判定を踏まえた建築物の構造設計実務のポイント
モデル化の話とか実務に近い内容なのでおススメ。適判の指摘事項例もあるので、試験内容にも近い気がする。
3.ひとりで学べる木造の壁量設計演習帳
壁量計算や金物など初心者にもわかりやすく解説されている。自分も初めて木造を設計するときにグレー本と本書で勉強した。
構造一級ではグレー本ほど細かい木造の計算問題が出る可能性は少ないので、このレベルで十分かなと。
4.建築構造の力学〈2〉不静定構造物・振動応答解析編
不静定構造の力学、塑性力学、振動論が1冊に網羅されているので便利。その代わり、そこまで掘り下げて書かれていないので問題集的な使い方をしたい場合は別の本が必要かも。固有値計算なんかも比較的似たような内容が試験に出てた。
5.フリーソフトで学ぶ建築構造計算
構造設計の実務者にはべつにお薦めというわけではないんだけど、審査とか監理しか経験が無い方は、一貫計算部分だけでも一通り計算書をつくるってのは勉強になるし楽しいよ。保有水平耐力計算も解析ソフトを使いながらの方が分かると思うし。ソフト内でのワーニングメッセージの説明も意外と丁寧。
6.性能評価を踏まえた免震・制震構造の設計
沖田 和也 says
はじめまして。
『60の手習い』、還暦を迎え構造設計一級建築士に挑戦しようと思っています。
構造の実務については関わっていませんが、学生時代には結構絞られました。
ネット検索では『日建学院』・『総合資格学院』等をよく目にします。
恥ずかしながら、『黄色本』の存在も今日初めて知った有様です。
右も左もわからない状況ですが、久しぶりにワクワク感があります。
いつまで続くことやらとも思っていますが・・・
それでもまだまだ爺にはなりたくありません。
結局、何で学べばいいのかすらわからない状況で悩んでいます。
黄色本での独学、いかがなもんでしょうか?
『日建学院』・『総合資格学院』等を利用するほうがいいでしょうか?
このままの気持ちが続いているようであれば、またコメントいたします。
ご指導、ご鞭撻、よろしくお願いします。
沖田 和也
ちゃっぷ says
コメントありがとうございます。
実務をやってないのでしたら、学校に通う方が良いような気がします。法規に関しては3,40年前と全然違うはずですし。
日建と総合資格それぞれどのようなやり方かは存じ上げませんが、分からないところを質問できる環境は重要だと思います。
過去問と黄色本を手に入れて問題を解いてみて、もし簡単に感じたら学校へ通わなくても大丈夫かと思います。
新しいことを学ぶワクワク感は年齢関係ないですよね。応援しております。
沖田 和也 says
返信、ありがとうございます。
一応、日建学院と総合資格の資料請求しました。
早速連絡があり、いろいろ聞きました。
(ちなみに講習費については、日建35万・総合資格57万ということでした。)
黄色本のチェックもしてみようと思っています。
また相談することがあると思います。
どうぞよろしくお願いします。