1級建築士試験の受験者に強く言いたいのは、学科試験は独学で十分受かるということ。週1回の講義に50~80万円払うって本当にバカらしいと思うんだよね。しかも、それで合格の可能性が上がるんだったらまだいいけど、以前総合資格の営業の人に聞いたら、講座受講者の学科合格率は20%程度なんだと。大金を払っても80%の人たちが学科試験すら合格できないんだぜ!広告でよく謳い文句にしている「合格者占有率〇〇%」なんて、単純に生徒数が多いだけだろ!って思う。
1級建築士の試験って、基本的には過去問がベースの内容なので、過去問20年分を理解・記憶すれば、ほぼ100%合格できると思ってる。
というで、勉強方法・お薦め参考書についてのお話。
流れとしては、
1.軽いインプット+軽いアウトプット
2.アウトプット中心にインプット
3.アウトプット
という感じ。
1.軽いインプット+軽いアウトプット
まず、試験内容を全体的に把握するべき。その時に役に立つのがこれ。
この本はインプットするべき事項の簡単なまとめと、アウトプット用の〇×問題で構成されている。問題数も多すぎず、全体を俯瞰するには丁度良い1冊。
2.アウトプット中心にインプット
そして次の段階のお薦め。
こちらは完全に問題集。最初に紹介した「ポイント整理と確認問題」で得た知識をさらに実践的な形式でアウトプットする。
これがまた難しい。「ポイント整理と確認問題」ではカバーしきれていない問題も沢山出てくる。でも、この問題集は全てを完璧に理解する事を目標にする。一通り理解するのに1ヶ月を要すると考えた方がよい。ちなみに、僕の場合、3周くらいした。知らない事が多いので、これをやっている時が一番つらかった。
3.アウトプット
最終段階。
本当は東洋書店の10年分の問題が載っているやつを薦めたかったんだけど、今売ってないんだよね。解説が少なくてコンパクトなので、電車でも読みやすかった。「学科過去問スーパー7」の方はさすがに分厚くて電車内では読みづらいかな……。
ただ、やっぱり7年分だけでは足りないと思う。少なくとも10年分、是非20年分の問題を古本等で揃えてほしいところ。ちなみに法規は色々変わっているので、最新の1冊で十分。
僕の場合、過去問を3周くらいした。ミスしたところはチェックしておいて、5周程やった。
さすがに20年分の過去問に目を通すと、過去問だけやっていれば合格できるという意味が分かってくるはず。本当に同じような問題ばかりだから。
ちなみに、実際に使った本。
(ポイント整理と確認問題は写真撮り忘れた)
どのように勉強していたかというと、ひたすら問題を解くだけではあるんだけど、下の写真のようにやった問題に「正」マークを付けていって、間違えたところは印を付けておく。4、5周目はその印が着いたところだけを解いていくといった感じ。
「正」マークについては、
「オレ、こんだけやったから大丈夫っしょ!」
という自信をつけさせるため(笑
その他には建築士.comの問題もお薦め。
無料で○×問題に臨める。4択5択だと、選択肢の1つ1つを完璧に理解してないことがあるのでね。
ちなみに、受験1週間前にやった建築士.comの問題を一通りやった時の僕の成績。
計画 正答率 96.8%
環境 正答率 93.5%
施工 正答率 88.5%
手軽にサクサクできるのが利点なので、法令集が必要な法規と計算問題がある構造は利用しなかった。
以上、勉強方法編。
なんか、お薦めしている本が総合資格のものばかりなんだけど、日建学院の本も含めていくつか見た上で、総合資格が1番分かりやすかったので。
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