鉄骨の製品検査で四国へ行った際、亜鉛メッキ槽を見学させてもらった。
なんでも四国のメッキ槽は、造船関係でも使用されることから大きいものが多いんだとか。
平均的なメッキ槽は10m×1.5m×2.0m(「実例でわかる工作しやすい鉄骨設計」より)くらい。
それに対し、見学させてもらったのは16.5m×2.0m×3.3mのもの。
左が亜鉛メッキ槽で、右が冷却水槽。
なんか、ターミネーター2を思い出す(笑
メッキ槽のサイズがネックになることもたまにあるんだけど、これくらいあれば障害になることも少なそう。うらやましいね。
大まかな流れとしては下記の通り。
脱脂(苛性ソーダ)
↓
脱脂水洗
↓
酸洗(塩酸7~20%溶液、常温)
↓
酸洗水洗
↓
フラックス処理(塩化亜鉛アンモニウム18~25%溶液 70℃以上)
↓
めっき(亜鉛 純度97.5%以上)
↓
冷却(60℃以上)
↓
仕上げ(酸化カス等除去)
冷却とは言え、60℃もあると夏場はかなり暑くて大変らしい。
あとは、当たり前だけど、めっき抜き孔・空気抜き孔の事は考えて設計してね!とのことだった。
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