少し前に、一級建築士試験を学生(院生)のうちに合格すべきかどうかがtwitterで話題になった。まず私の結論はこちら。
「学部生のうちに合格できる知識を身に着けて、M1でサクッと合格すべし」
ちょっと逃げた感のある結論だけど(笑
ちなみに、見かけた意見としては大きく分けて2つで、
1.取らなくてよい。大学は研究機関であり、研究に集中すべき。
2.取るべき。就職には一級建築士合格者の方が有利。
あたり。
両方共ごもっとも。ただ、1の理屈だと「じゃあ、就職後は仕事に集中してねーのかよっ!」とツッコみたくなる。2については「資格でしか判断できないセンスの無い会社なんて行っても楽しくねーよ」とも思うが、就職の選択肢が増えることには変わりない。なので、上記のような結論というわけ。
とは言え、そんな両立できるパワフルな人ばかりではないので、強いて1つを選ぶとすれば、その人の大学に行く目的によるんじゃないかなと思う。例えば、技術力を高めたいという目的であれば、1にすべきだし、意匠のアトリエ系なんかも一級を持っているよりは、コンペ入賞歴のある方が就職しやすいのではないかと思う。逆に、ある程度の大手に就職したいとかの目的であれば、研究職でない限り2の考え方を取ればいいと思う。
よく「大学は就職予備校じゃない」という意見も聞くけど、それは研究とか学問をちょっと崇高化しすぎている気がするんだよね。大前提として、お金を払っている学生とお金をもらっている学校・教員の関係なんだから、自分の好きにやればいい。
どちらを選ぶにせよ、周りは責任なんて取ってくれないんだから。
というか、建築士なんて学部レベルの内容なんだから、資格を取らない理由を考える前に、とっとと勉強しろよ!(笑
……と、大学院時代に二級建築士を落ちた私が主張してみる。
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